このしびれはもう手術するしかないの?

からだのお話

腰の脊柱管狭窄症のおはなし

先日ご来院いただいた患者さんのお話です。

右のお尻から太腿の裏、ふくらはぎにしびれがあってご来院いただきました。

整形外科ではMRIの所見などから腰部脊柱管狭窄症と診断され、

しびれを治すには手術するしかないと言われたそうです。

こんな時、すぐに手術したほうが良い例は

◎足の筋肉が落ちてきている、足指や関節が動かしにくい感覚がある時

◎おしっこや排便の障害で困っている場合

◎強烈な痺れや痛みで歩くことも難しい場合

などですが、もしそうでない場合

手術を決める前に知って欲しいことがあります。

それは

おしりやふともも・足のしびれの原因は脊柱管狭窄症が原因でない場合がある。

という事です。

腰の脊柱管狭窄症が原因のしびれの特徴は

●歩いているとだんだんひどくなってくる。

●少し休むと痺れが良くなってまた歩ける。

●自転車やショッピングカートを押すような前かがみの姿勢だと痺れが出ない

などです。

逆に

  • ずっと座っていると痺れが出てくる
  • 歩くと痺れが楽になってくる。

このような場合は脊柱管狭窄症が理由の痺れでない可能性があります

実は

画像上は脊柱管狭窄症でもしびれの症状の出ない人は思ったより沢山いるのです。

今回のケースでは、①のずっと座っていると徐々に痺れが出てくる、という症状でした。

当院で検査をして施術したところ、痺れの症状は激減したそうです。

また、この患者さんは1年前に左の股関節を骨折し手術していて、股関節に入っている金属が気になってしまい、左のおしりに体重をかけて座れない状態で、右のお尻の筋肉だけがずっと圧迫されてしまったことも原因になったようです。

座った姿勢や日常生活動作の中に本当の原因が隠れていることが当院でも良く見受けられます。

足やお尻・太腿の痺れでお悩みの場合、本当に手術が必要な痺れなのか一度考えてみてはいかがでしょうか。

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恵比寿駅西口から徒歩3分・渋谷駅新南口から徒歩12分の鍼灸整体院

【腰痛 しびれ 坐骨神経痛】

恵比寿鍼灸整体院さかい

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